漢方薬の黄連阿膠湯(おうれんあきょうとう)

黄連阿膠湯の概要解説

概要解説

黄連阿膠湯 体力が少しなくなっていると感じる方でのぼせがあったり、動悸などの症状を感じてしまって苦しく感じる、熱感、のぼせなどがあって寝れない(不眠)傾向にある方、皮膚の発疹は大きくないけど赤みがある、乾燥していて身体にかゆみを感じる方、逆に冷えやすい状態がある方、心下部の不快感がある方にもおすすめの漢方薬です。

黄連阿膠湯はクラシエ、コタローの双方がございます。クラシエは顆粒、コタローは細粒のものがございますので飲みやすさなどでご選択をいただければと思います。

黄連阿膠湯の中医学解説

主な役割:滋陰降火・安神除煩

・陰を潤して火を降ろす役割(滋陰降火)
・精神的に安心させて、イライラなどを除く役割役割(安神除煩)

エネルギー源の気や血の不足(気虚・血虚)が進行してしまう事で臓腑の代謝や機能が衰えてしまう状態(少陰病)は通常は寝ていたいという状態ですが、胸中を熱く感じてしまって起きれるけど寝ることが難しい、寝れない方やじっとしていられない、落ち着かない方を中心におすすめできる漢方薬です。

他にも陰を潤して火を降ろす役割(滋陰降火)があるので、女性の顔面に起こる発疹など日光や風によって悪化してしまいがちな皮膚の症状にもおすすめできる漢方薬です。


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こんな方におすすめです!(ご利用の目安)

icon_check 胸が熱くて寝ていられない

icon_check 落ち着きがない、のぼせがある

icon_check 口渇や胸苦しい

icon_check 居ても立ってもいられない

icon_check 皮膚の乾燥、顔面の発疹がある


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処方構成と適用症

処方構成

黄連(おうれん)
阿膠(あきょう)
芍薬(しゃくやく)
黄芩(おうごん)
卵黄末(らんおうまつ)

安神を司る臓器(心)の火を冷ます、味が苦くて冷やす性質(苦寒)のある黄連、黄ごんに肝と腎にエネルギー源の精と血を補う役割(肝腎精血)のある阿膠・芍薬、心腎を滋養する卵黄末を配合した漢方薬です。主に火を冷ます(瀉火)、陰を補う(滋陰)生薬が配合されています。 

適用症

体力中等度以下で、冷えやすくのぼせ気味で胸苦しく不眠の傾向のあるものの次の諸症:鼻血、不眠症、かさかさした湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに効果があります。


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中国での主な使用法

主な役割:扶陰散熱

主に陰を扶養して熱を散らす役割(扶陰散熱)として知られています。腎の陰が著しく失われている状態(腎陰虚損)が起きると安神を司る心に火が起きてしまう状態(心火亢盛)が起き、心と腎の関係がうまく行かなくなってしまう事で冷やす力が少なく、熱に変わってしまう症状(少陰熱化証)を改善する漢方薬です。

また、心は火に属す、腎は水に属すと言われていますので腎の水が虚損(著しく失われている状態)があると心の火と腎の水との関係がうまく行かなくなってしまう心腎不交の状態を改善の漢方薬(安神剤:交通心腎剤)として用いられます。中国での構成は黄連、黄芩、芍薬、鶏子黄、阿膠となっています。


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