ココナッツの月餅

中秋節(15夜)と東洋医学特集について

昨日になりますが、日本でも「十五夜(じゅうごや)」とも言われ、魔除けとしてすすきや月見団子などがお供え物として用意されたりしますが、中国でも「中秋節(ちゅうしゅうせつ)」と呼ばれ、家族で団欒の食事をして月餅を食べながら月見をするという風俗習慣があると言われています。

そこで社員が中国の方と結婚したのですが、その奥様の親族が先日から日本へお越しになっているという話もありましたので、漢方薬を紹介ばかりしているものなんとなく堅い感じも一休み…

今回は中秋節についてその社員に更新してもらいたいと思います。

中秋節について

中国では中秋節(ちゅうしゅうせつ)はとてもめでたい日ともされています。中でも印象的だったのが中国と日本をビデオチャットで接続して中秋節をお祝いした事で、今までにそういう事を経験していませんでしたので久々に親族全員が集まっている姿を見るとやはり中秋節が大事な日だという事がわかりました。昨日は妻と妻の親族が食事やお菓子などを色々と作ってくださいました。

主に作ってもらった中でも印象的だったのが餅(ピン)でした。日本で餅(もち)と言われると正月に食べるような四角くてもちもちしている餅(もち)を想像してしまいますが、中国では餅(ピン)と呼んでいて小麦粉の生地を伸ばして焼いた物を表しています。

中国の餅
中国の餅(ピン)

なんとも説明が難しい部分もありますが、写真のような物もあればイメージとしてお好み焼きの具をネギだけにして焼いた感じの物も餅(ピン)と言われています。特に写真にある餅の中にはドロッとした砂糖と一緒に混ぜたものが中に入っていますので甘い感じですが、味はものすごく美味しいです。日本でも似たような食べ物もあったりしますが、それとは少し違った味がします。

ココナッツの月餅
ココナッツの月餅

中秋節には他にも月餅(げっぺい)を一緒に食べるというのが一般的ではないかと思います。月餅は縁起物とされていて、中秋節になりますと「月餅食べた?ちゃんと食べなきゃだめだよ!」といった連絡が来ますので食べるようにしていますが、今回は妻の親族が持ってきてくれた月餅をいただきました。とても美味しくいただきましたし、つくづく家族との絆を感じさせられる日となりました。

NHK「東洋医学特集」

話はかわりますが、中秋節にNHKで東洋医学特集という事で漢方薬も「六君子湯(りっくんしとう)」と「人参養栄湯(にんじんようえいとう)」が紹介されていました。双方の漢方薬はともに主に消化吸収をする臓器でもある脾胃を調整したり、強化する役割のある漢方薬です。

六君子湯(りっくんしとう)

選択のポイントとして六君子湯(りっくんしとう)は以前、漢方薬紹介の第2回目に療方健脾(りょうほうけんぴ)をご紹介した中で記載しておりますが、特に消化吸収する臓器(脾)を中心とした機能を向上して代謝促進を行うことで消化吸収を促す働き(補気健脾)、胃の機能が悪くなってしまう事で気が降下できずに嘔吐や吐き気、胃痛などの症状の改善(和胃降逆)の働きがあります。

当店では他にも六君子湯(りっくんしとう)に気の巡りを改善し、消化管の余分な水分を除く役割のある生薬の香砂(こうさ)、香附子(こうぶし)、縮砂(しゅくしゃ)、藿香(かっこう)が配合されている香砂六君子湯(こうさりっくんしとう)や六君子湯(りっくんしとう)に痛みを改善する役割のある生薬の柴胡(さいこ)、芍薬(しゃくやく)が配合されている柴芍六君子湯(しゃいしゃくりっくんしとう)もおすすめです。

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

人参養栄湯(にんじんようえいとう)は消化吸収を行う臓器(脾)、運ばれて(運化)気と調和する役割のある肺に栄養素の気が失われている状態(脾肺気虚:ひはいききょ)や栄養の源でもある血の不足(養血不足)、物忘れ、寝汗が出ている方などを中心におすすめできる漢方薬が人参養栄湯(にんじんようえいとう)です。

六君子湯(りっくんしとう)や人参養栄湯(にんじんようえいとう)の漢方薬以外にも番組内では紹介はされてはおりませんでしたが、体質的にもともと胃腸が虚弱な方で神経痛、不眠、イライラなどがある方には加味温胆湯などもおすすめですのでぜひご利用ください。

以上、ナガエ薬局ブログでした。

※脾について
脾は消化吸収を行う働き以外にも飲食物から得られた栄養物質を気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)に作り変える働き、運搬する働き、栄養物質を上部へと上昇させる働き、血液が血管から漏れ出すのを防ぐ役割などもありますが、わかり易く説明をしておりますので消化吸収する臓器として紹介させていただいています。