お客様から梨(なし)をいただきました

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9月になり季節は秋となりました。秋といえば秋雨の季節でもあり台風の到来シーズンでもございます。特に大雨の予報などが出ております際にはニュースなどの情報には注意していただければと思います。

店頭でご相談などを行わせていただいておりますと、お客様からもお裾分けや差し入れをいただく事も多くございますが、今回は旬になりました秋の果物の梨(なし)をお裾分けでいただきました。いつも本当にありがとうございます。

以前にオレンジに関して記載させていただきましたが、今回は旬の果物でもある梨(なし)について記載したいと思います。

梨(なし)について調べてみました

梨(なし)といえば水分が豊富でみずみずしい果物として秋の季節に食べられる果物ですが、ビタミン・カリウム・カルシウムなどの栄養素が豊富に含まれ、赤ちゃんの離乳食としても湯煎して柔らかくする事で食べる事ができる果物です。そのまま食べればシャキシャキ感があってシロップなどと一緒に煮る事で柔らかくてより一層の甘さを感じる事もできます。

梨(ナシ)

◎性味:凉,帯脆声
 梨といえばみずみずしいというイメージがあるかと思いますが、主に梨(なし)は涼しく爽やかな性質を持っているといわれています。

◎主な作用
 日本では果物というイメージが強いのですが、中国では風邪を引いた時や肺が乾いた状態(肺燥)に用いる食べ物としても知られています。熱を冷まして痰を出す作用(清熱化痰)、肺を潤して咳を止める作用(潤肺止咳)がある果物と言われています。
 梨(なし)は他にも熱や火を鎮める事で熱を下げる作用(解熱)、痛みやアルコールなどを解毒するなどの作用やビタミン・カリウム・カルシウムなどの栄養素が豊富でもありますので定期的に食べる事で身体の栄養を補う事が出来ると言われ、降圧・解熱・鎮静・利尿などの作用がありますので高血圧・心臓病に伴うめまい・動悸・耳鳴りにも作用があるとも言われています。
 梨はそのまま食べる事によって上気道などの感染症によって引き起こされてしまった乾燥した喉のかゆみや咳、多飲症・のぼせなど身体の中にある冷やそうとする陰が不足した症状を中心に和らげ、喉の保護、喉頭・肺・鼻咽頭などのがんの予防などにもおすすめできる食べ物でゆっくり食べる事によって胃と腸の吸収が良くなるとも紹介されています。
 この事から炎症などの状態や便秘・気管の乾燥(気管支炎など)・上気道の感染症・高血圧・心臓病・食道がんなどでお困りの方にもおすすめの果物でもあると言われています。

◎主な食べ方
 梨(なし)はそのまま食べる、煮て食べるなどの食べ方がありますが、乾燥を感じる方や水分不足を感じる方はシロップなどを少量にして煮て食べるのがおすすめです。離乳食としては約5~6ヶ月の赤ちゃんから湯煎したりして柔らかくする事で離乳食として食べる事ができます。

◎注意事項
 梨には種類がありますが、雪梨(ゆきなし)は腹部が冷えて痛む方やエネルギー源の血が不足している状態(血虚)の方や脾や胃が冷えている状態(脾胃虚寒)の方は食べ過ぎは良くないと言われています。

秋の季節に旬の果物でもある梨はみずみずしく美味しい果物ですが、どの飲食物であっても食べすぎには注意しましょう。これからの季節は気温や湿度の変化などが激しくなる季節でもあります。体調には十分お気をつけて過ごしていきましょう。

以上、ナガエ薬局ブログでした。