【漢方薬紹介】清湿化痰湯(せいしつけたんとう)「コタロー」について

冬の寒い時期ではありますが、暖かい日がある事で花粉などの飛散も徐々にですが見受けられる状況でもございます。毎年この時期になりますと花粉症などの症状でお困りの方や外からの影響を受けやすい方には玉屏風散(ぎょくへいふうさん)や鼻の症状には麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、目の症状には洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)などをおすすめしておりますのでぜひご利用ください。

久々ではございますが、今回新しく販売開始となりました慢性的な神経痛や関節痛、筋肉痛などにおすすめの漢方薬「清湿化痰湯(せいしつけたんとう)」につきまして紹介させていただきます。

清湿化痰湯(せいしつけたんとう)はぜひナガエ薬局でお求めください!
→ 清湿化痰湯(せいしつけたんとう)

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慢性的な神経痛・関節痛・筋肉痛の症状に!

清湿化痰湯(せいしつけたんとう)は主に身体の水分や体液の代謝がうまくできない状況(湿痰・痰飲)などによって経絡の流れが悪くなる状況(水毒)によって起こってしまう痛みにおすすめの漢方薬です。

以前紹介をしました二陳湯(にちんとう)が中心となりますが、清湿化痰湯はより一層の身体にある水分や体液の代謝作用を強化して痛みも止める作用をより強化した処方となります。

効能効果

体力中等度以下で、背中に冷感があり痛みがあるものの次の諸症:神経痛、関節痛、筋肉痛

主な生薬構成

身体に溜まっている痰や余分な水分・体液(湿)などを取り除いていく作用(燥湿化痰)のある天南星(テンナンショウ)半夏(ハンゲ)蒼朮(ソウジュツ)陳皮(チンピ)茯苓(ブクリョウ)が基礎となります。

これらの生薬に経絡の身体に溜まっている痰や余分な水分・体液(湿)などを取り除いていく白芥子(ハクガイシ)や発散させる羌活(キョウカツ)白し(ビャクシ)、これらの生薬を調和する甘草(カンゾウ)、身体に溜まっている痰や余分な水分・体液(湿)の熱(痰熱・湿熱)を取り除く黄ごん(オウゴン)、痰を消していく作用(消痰作用)を強化する生姜(ショウキョウ)を配合した処方で胃腸が虚弱の方にもご利用いただきやすい漢方薬となります。

主な効能

慢性的な痛みなどの改善に!

こんな症状はありませんか?

  • 慢性的なめまいやむくみでお困りの方。
  • 雨天時を中心に身体が重たいと感じる方。
  • リンパ腺の腫れや咳などでお悩みの方。
  • 背部に冷えや冷感、胸背痛でお困りの方。
  • しびれやまひなどの四肢関節痛を感じる方。
  • 胃腸が虚弱で神経痛・関節痛・筋肉痛でお困りの方。

身体に余分な水分や体液が溜まっている状況(痰湿)によって経絡の流れが悪い状況(水毒)が原因で起こりがちな身体の各所に起こる痛みや背部の冷えを感じ、胸・背部・手足や肩、腰の痛みなど全般的な痛みにおすすめの漢方薬となります。

ぜひ慢性的な痛みや身体の余分な水分が多い方の痛みには清湿化痰湯(せいしつけたんとう)をご利用ください。

似た症状がある場合

疎経活血湯(そけいかっけつとう)

比較的刺すような痛みや痛みの場所が固定されていたり、血行不良や夜間に悪化する傾向、血の流れに滞りがある状況(瘀血)の痛みにおすすめの漢方薬です。

独活寄生丸(どっかつきせいがん)

主に下肢の痛みでお悩みの方を中心に寒さや身体の余分な水分や体液(湿)などによって起こりがちな頑固な痛みなどにおすすめの漢方薬です。※錠剤タイプもございます。

桂枝芍薬知母湯(けいししゃくやくちもとう)

寒さや身体の余分な水分や体液(湿)などによって起こる痛みの部位などの熱感を局所に感じる関節の腫れ、筋肉の衰えなどの症状(鶴膝風:かくしっぷう)におすすめの漢方薬です。

牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

高齢の方で身体の余分な水分はないが感じている痛みがある方や糖尿なども含めて頻尿などの症状がある状況での神経痛などにおすすめの漢方薬です。

余分な水分などをとりがちな方や身体に余分な水分や体液が溜まっているのを感じておられる方の神経痛や関節痛、筋肉痛などの症状には清湿化痰湯(せいしつけたんとう)をご利用ください。

他の漢方薬もございます!

ナガエ薬局ではコタロー(小太郎漢方製薬)クラシエ薬品の漢方薬などの取り扱いを行っておりますのでぜひご利用ください。漢方薬をお探しの場合には漢方薬名(ひらがな可)でもご検索頂けます。

【お知らせ】辛夷清肺湯エキス錠A「コタロー」が新発売となります。

いつもナガエ薬局をご利用いただきまして誠にありがとうございます。

小太郎漢方製薬より濃い鼻汁、熱感を伴っている鼻詰まりや慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)などの症状でお困りの方におすすめな辛夷清肺湯エキス錠A「コタロー」が2024年8月1日より発売となりますのでお知らせ、ご紹介いたします。

辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)エキス錠A「コタロー」はぜひナガエ薬局でお求めください!
→ 辛夷清肺湯エキス錠A「コタロー」

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【漢方薬紹介】連珠飲(れんじゅいん)「コタロー」について

新型コロナウイルスによる影響が続いていますが、これから生活環境が変わり始める季節でもあります。今年は特にストレスを感じやすかったり、気や血などのエネルギーをいろいろな部分で消耗しやすいかと思います。

そこで今回はエネルギー源(血)の不足を感じている方や疲労による動悸やめまい、息切れなどにもおすすめの漢方薬「連珠飲(れんじゅいん) 」を紹介させていただきます。

連珠飲(れんじゅいん)のお求めはナガエ薬局で!

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【漢方薬紹介】加味温胆湯(かみうんたんとう)「クラシエ」について

明日は一年の中で一番の寒さとなる事から大寒(だいかん)と呼ばれています。大寒を過ぎるといよいよ春に向けて徐々に暖かくなっていく季節でもあります。新型コロナウイルスも未だに収束の兆しが見えず、不安な状況でもありますが、当店でも予防対策をしっかりと実施した上で営業しておりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

今回はそんな中ではございますが、胃腸が虚弱な方や胃腸症状でお困りの方、ストレスなどの精神的な負荷などによって神経症状や寝つけない、朝早く起きてしまうなど不眠などでお困りの方、認知症の諸症状にもおすすめの漢方薬「加味温胆湯(かみうんたんとう)」をご紹介したいと思います。

加味温胆湯(かみうんたんとう)はぜひナガエ薬局でお求めください!
→ 加味温胆湯(かみうんたんとう)「クラシエ」

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【漢方薬紹介】麦門冬湯(ばくもんどうとう)について

今回は秋や冬の時期になると寒さの到来と共に気温も下がってきますが、空気も乾燥してきます。空気の乾燥によって喉・気道などを乾燥させてしまう事によって咳が出やすくなる季節でもあります。健康な方でも喉や気道も乾燥しやすくなる事で風邪などの症状は無いけどなぜか空咳が出てしまう、痰が切れにくいなどの症状も出やすくなってしまいます。

今年最初のご紹介致します漢方薬は痰や喉に絡むような咳、慢性的な咳、口渇・喉の乾燥感などが気になる方におすすめの麦門冬湯(ばくもんどうとう)です。

麦門冬湯(ばくもんどうとう)はぜひナガエ薬局でお求めください!
→  麦門冬湯(ばくもんどうとう)エキス顆粒「クラシエ」
→ バックモン(錠剤)

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【漢方薬紹介】柴葛解肌湯(さいかつげきとう)「コタロー」について

初雪なども各地で観測されたりと冬の寒さを本格的に感じる季節になりました。気温も急激に下がる事で身体も冷えやすくなってしまいます。また、冬の時期になりますと本格的に風邪やインフルエンザなども流行り出したりもしてしまいます。

今回は冬の時期に流行りがちなインフルエンザや風邪などの症状で用いられる漢方薬の柴葛解肌湯(さいかつげきとう) についてご紹介します。

スペイン風邪が流行した際に浅田宗伯先生の弟子・木村博昭先生が初期から高熱を出してしまっている方に対して柴葛解肌湯(さいかつげきとう)を使用して死者を出さなかったという逸話もあります。

柴葛解肌湯(さいかつげきとう)のお求めはナガエ薬局で!

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【漢方薬紹介】扶陽理中(ふようりちゅう)について

台風などの通過や雨などがこの時期にありますとその都度気温の低下を徐々に感じる季節になって参りました。この時期になりますと急激に変化した気温低下や身体の冷えに身体が順応する事が難しくなってしまい、主に胃腸症状などにも影響が及んでしまうことで下痢などでお困りの方も多くなる季節でもあります。

今回ご紹介いたします漢方薬は主に冷えてしまう方・疲れやすい方に起きやすい胃腸の症状(胃腸虚弱)や下痢・胃痛などの症状でお困りの方を中心とした症状に人気がある扶陽理中(ふようりちゅう)です。妊娠をされておられる方、妊娠を希望されておられる方はこちらの漢方薬はご利用いただけませんので人参湯(にんじんとう)などの漢方薬をおすすめいたします。

扶陽理中(ふようりちゅう)はぜひナガエ薬局でお求めください!
→ 扶陽理中(ふようりちゅう)エキス顆粒「クラシエ」

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【漢方薬紹介】藿香正気散(かっこうしょうきさん)について

気温が高い日が続いてしまっていたり、汗を良く書く季節でもありますので熱中症対策の方を気にしてしまいがちではありますが、冷房などによる影響も気にされる方や胃腸などの不調も多い時期でもあります。

その中でも特に胃腸がもともと弱い体質の方に多く、冷たい飲食物の摂取などの原因により胃腸が冷やされてしまうことで機能が低下してしまい起こる下痢・食欲不振などの胃腸全体の症状や全身倦怠、夏風邪・風邪ではないけどなぜか発熱してしまう方・風邪に身体を温める漢方薬だとかえって体調を崩してしまう方・冬でも胃腸症状を伴う風邪におすすめの漢方薬です。また、食欲不振でも飲みやすい香りとしても胃腸症状を中心とした症状に人気もある漢方薬です。

こちらの漢方薬はクラシエ薬品と小太郎漢方製薬がございます。
藿香正気散(かっこうしょうきさん)はぜひナガエ薬局でお求めください!
◎クラシエ薬品
→ 藿香正気散(かっこうしょうきさん)エキス顆粒 90包
◎小太郎漢方製薬
→ 藿香正気散(かっこうしょうきさん)エキス細粒G 90包
→ カッコーサンV錠剤 60錠・180錠

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【漢方薬紹介】療方健脾(りょうほうけんぴ)「クラシエ」について

前回は補血や婦人科の代表的な当帰(トウキ)を使用した婦人宝(ふじんほう)をご紹介しましたが、今回は季節的にも起きやすい胃腸症状でお悩みの方におすすめの療方健脾(りょうほうけんぴ)をご紹介したいと思います。

療方健脾(りょうほうけんぴ)は特に消化吸収する臓器(脾)を中心とした機能を向上して代謝促進を行うことで消化吸収を促す働き(補気健脾)、胃の機能が悪くなってしまう事で気が降下できずに嘔吐や吐き気、胃痛などの症状の改善(和胃降逆)の働きがあります。

日常的に胃腸の弱い方や食欲がいまいち出てこない、疲れやすい、貧血性の手足の冷えなどがある方の胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に効果がある漢方薬です。

→ 療方健脾(りょうほうけんぴ)のお求めはナガエ薬局で!

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