漢方薬って何? 知られざる漢方の魅力とその効果

漢方薬を服用したことはありますか? 「苦い」「効果がすぐに出ない」と感じたことがある人もいるでしょうか。

今回は、そもそも漢方薬がどういったものなのか、どういった症状に効くのかなど、漢方の魅力や歴史を紐解いていきましょう。

漢方薬ってどんなもの?

漢方薬は、漢方という医学で扱われる薬のこと。植物・動物・鉱物などの天然素材を加工して作る「生薬(しょうやく)」を組み合わせたものです。

現在処方される漢方薬は、顆粒状や粉末剤が一般的です。しかし、本来は生薬を煮出した煎じ汁のことを「漢方薬」と呼んでいました。

なお、病院でふだん処方される薬の多くが、西洋医学のものです。西洋医学の薬は、人工的に合成された化学物質がほとんど。一見、西洋医学の処方薬の方が、漢方薬よりも効き目が早く効果が強いと思われがちです。しかし両者にはそれぞれ得意分野があり、西洋医学の薬よりも漢方薬の方が強みを発揮できる症状もあるのですよ。

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